厳しい暑さ対策で最初に検討したい方法 7パターン 具体例15選

園芸知識

植物にとって過酷な季節を乗り切るための
具体的な暑さ対策をご紹介します。

水やりを工夫する

  • 時間帯の徹底
    朝の涼しい時間帯にあたえる以外に、
    夕方頃たっぷりと水を与えることで
    昼間に上昇した土の中の温度を下げることで
    いち早く植物のストレスを軽減させる狙いがあります。

    ちなみに、気温の高い日中の水やりは
    土の中で水がお湯に変わり
    根を傷める原因になるので
    植物が水切れを起こして萎れているなど
    緊急性がなければ
    可能な限り控えたい時間帯です。
  • 葉水(はみず)
    水やりと同じタイミングで
    朝夕に霧吹きなどで葉水を与えることで
    葉っぱの温度を下げ、
    乾燥を防ぐことができます。

    乾燥を好み水に弱い害虫の発生予防としても
    大きな効果が狙えます。

    葉水も通常の水やりと同様に
    気温の高い日中に行うと
    レンズ効果による葉焼けや
    逆に太陽光で温度が上がりすぎて
    逆効果になるので避けたい時間帯です。

置き場所や日差しの管理

  • 鉢の移動
    直射日光や強烈な西日の当たらない、
    風通しの良い明るい日陰に鉢を移動させます。
  • 照り返し対策
    コンクリートの床は非常に高温になります。
    鉢は直置きせず、フラワースタンドや
    すのこの上に置いて地熱から遠ざけます。

    それでも暑すぎて植物が弱ってしまう場合には
    高さのあるフラワースタンドにしたり
    コンクリート床以外の場所を検討します。
  • 二重鉢の活用
    鉢を一回り程度大きな鉢の中に入れ、
    隙間に軽石などを詰めることで、
    外気熱から根を断熱できます。

    軽石など詰めず
    ただ入れておくだけでも効果はあります。
  • 鉢自体を遮光する
    黒や濃い色のプラスチック鉢などは
    太陽の熱を吸収して高温になります。

    見栄えに影響が出てしまいますが、
    「すだれ」を鉢に巻いたり
    発泡スチロールで囲ってみたり
    アルミ製の遮光シートで
    鉢の部分だけを覆ったりするのも
    即効性があり便利です。

遮光・断熱アイテムの活用

  • 遮光ネットで直射日光を和らげる
    周りに光を遮るものが無い場合には
    夏の暑い時期だけ遮光ネットを活用するのも
    効果的な対策になります。

    あまり光を遮りすぎると
    逆に日照不足になりかねないので
    最大でも遮光率50%前後程度までを目安に
    選定することをお勧めします。
  • 狭い範囲なら「すだれ」「よしず」も有効
    遮光率の細かい選定はできませんが
    効果としては十分なのに加え
    通気性が良く、熱がこもりにくい利点があります。

    遮光ネットと比べると大きなものは少なく
    多少設置しにくい場合もあるので
    局所的な日よけに向いていると思います。

土の表面を覆って直射日光を防ぐ

  • マルチングをする
    バークチップ、ヤシガラ、ワラ、軽石、腐葉土などで
    土の表面を3〜5cmほどの厚さで覆います。
    直射日光を遮ることで土の温度上昇を物理的に防ぎ、
    水分の急激な蒸発も抑えます。

    マルチングをすることにより
    急な大雨などで土が葉っぱについてしまい
    そこから病害虫の被害がでてしまうリスクを下げる効果もあります。
  • 下草(リビングマルチ)の活用
    つる性植物や宿根草などは、株元に直射日光が当たるのを嫌うものが多くあります。
    株元に背の低い植物(グランドカバー)を植えて影を作ることで、
    「頭は日なた、足元は涼しい日陰」という理想的な環境を作ることができます。

土の中の通気性と水はけの確保

  • 土の配合を工夫する
    水やりをした際に水がすっと抜けることが重要です。
    土に赤玉土や鹿沼土・軽石などをブレンドして隙間を作っておくと、
    水はけが良くなり、空気の通り道ができるため
    根が呼吸しやすく、熱もこもりにくくなります。

    暑さ対策の為だけに
    夏場だけ植え替えて、また戻すというのは
    あまり現実的ではないので
    1年通して自分が管理しやすい配合を探すのも
    それまた園芸の楽しさかもしれません。

蒸れを防ぐ「風通しの確保」

  • 透かし剪定・切り戻し
    夏前か梅雨前の頃に、伸びすぎた枝や
    混み合っている部分の葉を事前にカットして
    風の通り道を作ります。

    葉や茎が密集していると、
    株の中心部に熱気がこもり、
    病気や害虫(ハダニなど)が
    発生しやすくなります。
  • 枯れ葉の除去
    株元や茎の途中で黄色くなった葉や枯れ葉は、
    こまめに取り除いて清潔に保ちます。

    枯れ葉が周りの葉っぱにこびりついてしまい
    そこから病害虫を発生させる可能性が高くなります。

夏場の「肥料」は要注意

  • 夏場の肥料はストップ
    夏の間に固形肥料や濃い液体肥料を与えると、
    植物に負担がかかり逆効果になることが多いです。

    人間が夏バテしている時に
    重いステーキを食べられないのと同じで、
    猛暑日の植物は成長を止め、
    じっと耐えている状態です。
  • 活力剤への切り替え
    基本的には肥料を切らして水を切らさず
    耐えるだけで問題ありませんが
    植物が弱っているなと感じた場合は、
    肥料ではなく、植物の基礎体力をサポートする「活力剤」を
    薄めて水やりの時に少量与える選択肢もあると思います。

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