底面給水管理とは?自分がやっている管理方法を含めたメリット&デメリットを各4項目ずつご紹介!!

園芸

底面給水管理とは?

まず、底面給水とは鉢の下に
水を張った受け皿などを敷いて

その水を鉢底から
毛細管現象によって吸い上げる
水やり管理方法の一つです。

腰水や腰水管理ともいいます。

従来の上からジョウロなどで
土に水をかけるやり方と違い

受け皿に水を張って
土や植物の性質を加味しながら
水の量や頻度などを
調整しながら管理します。

あとは植物のペースで水を吸っていきます。

自然に例えると
従来の上から水をかける方法が雨ならば
底面給水は地下水を吸い上げる。

こんなイメージでしょうか!

雨が当たる場所で底面給水管理をしていれば
雨で上からも水が入るので
より自然に近い形になるとも言えます。


地植えは
地球が巨大な植え木鉢とも言えますね。


底面給水管理するための鉢で
底面給水鉢なんていう物もあるので

自分好みの鉢を探してみるのも
楽しいかもしれません。

~底面給水管理のメリット~

1、水切れのリスクが減る


受け皿に溜めてある水の量を管理する形になるため
水やりタイミングが自由になり

自分の行動パターンや水の量など
自分の性格や生活スタイルを考慮し、
工夫次第で対策をしやすい理由から

水管理がしやすくなり
結果的に水切れのリスクが減ります。

真夏などすぐに乾いてしまう環境であれば
通常の水やりと底面給水を
同時におこなうことで

給水量が増え
さらに管理が楽になっていきます。

自分は大きめの受け皿を
用意することによって

真夏の水やり管理に対する
ストレスが大きく軽減されて

本当に助かっています!

2、水やりの時間に縛りが無くなる。


一つ目と共通する部分もありますが
通常の水やりであれば

朝のお日様が上がって気温が上昇し始める前に
水やりすることがセオリーとなっていますが

底面給水管理であれば

受け皿の水が無くなる前
又は無くなってから
水を補給すればいいことになるので

夜中でも水やりすることが可能です。

時間のない人には大変助かるメリットだと思います!

これによって
たとえ夜中に帰宅したとしても

罪悪感を感じずに水やりができます。

3、肥料や水の節約になり経済的負担の軽減になる


通常の水やりの
水が垂れ流しになる管理方法と比べて

肥料や水などの無駄が大幅に軽減するため
お財布にやさしい点です。

これは持続可能な園芸を目指すためにも
重要項目の一つになるのではと思います。


せっかくあげた元肥・追肥や薬剤などが
雨などによって流れ出ても
受け皿のタンクに残るので

肥料や薬剤などの再利用ができるのは
大変大きなメリットと言えるのではないでしょうか?

植物や時期により肥料の要求量や
元肥の量でも変わってきますが、

自分の環境では
植え付けてから1シーズンの間
肥料を与えなくても
問題なく成長してくれています!

たまに余裕がある時や
植物の状態を見たりして

活力液を、規定量又は
薄めで入れているぐらいです。

宿根草や樹木などで数年管理する場合は
規定より薄めにした液肥を

水に含ませた状態で
受け皿に入れておくのも
一つの方法です。

これによって浮いたお金で
少し多めにお花が買えたり

剪定バサミなどの商品を
少し良い物にしてみたりと
色々想像するのも楽しいですね!


4、土の表面が乾き気味になり株元が蒸れにくい


新しい根が沢山ある鉢の下側に水が多く
上側表面には水が少ない傾向になるため

株元の蒸れも
比較的少なくなりやすい傾向で

健全な状態を維持しやすい点も見逃せません。

例えば
個人的にクレマチスを多く育てているのですが
クレマチスに多い病気として
立ち枯れ病があります。

その立ち枯れ病は
土の表面が湿った期間が長いなど
土の表面の環境悪化で
感染しやすい病気ですので

上手く活用できれば
病気の予防にも大変有効となります。

~底面給水管理のデメリット~

1、土が水分過多になりやすい


何事にもメリット&デメリットがあるので
ここからはデメリットをご紹介します!

受け皿に水が常に張っている状態で管理していると

どうしても冬など
水分要求量の少ない季節や剪定直後など

常に同じ管理をしていると
どうしても土が水分過多になりやすい時期が
出てきてしまいます。

こちらは、水管理がある程度できていれば

一時的に水を切らすなど
対策して回避することは可能ですが、

雨の当たる環境で
連日、雨が降っている時は
特に注意が必要です。

場合によっては鉢底の受け皿を
一時的にどかしてしまうのも
有効ではないかと思います。

水やり以外の対策としても

鉢サイズを大きくし過ぎないようにして、
根が鉢内に沢山張っている状態で管理すると

水の要求量が増えるため
水の循環がしやすく

根腐れのリスクを下げることが可能です。

特に植え付け直後の
根があまり張っていない時の
水管理は要注意です!

根に対して土の量が多くなり、
土が乾きにくくなります。

2、用土劣化がしやすい


水で常に土が濡れていることで
土が劣化しやすくなるのも事実です。

常に濡れている赤玉土などは
乾いている状態と比べて崩れやすく
崩れてしまったことによる

通気性の低下や
水持ちが良くなりすぎてしまう点は
頭に入れておく必要もあるかと思います!

通常の上から水をかける水やりでは
土の中に溜まった老廃物を
鉢底から押し流す役割もありますが

常に底面給水だけをしている状態では
老廃物が溜まっていってしまいます。

雨の当たる環境で育てていれば
沢山雨が降った時に
同じ効果があると言えますが

月一や週一など定期的に
上から水をかけるのがおススメです。

3、厳しい環境に対して強い個体として育ちにくい


底面給水で常に水を吸える環境で育つと
水切れの耐性が低くい個体になってしまいます。

植物も人間と同じで
厳しい環境で生活している場合と
そうでない場合では

個体差に違いが生じてきてしまいます。

とはいえ、
常に健康な状態が維持できているなら
状態の良い植物を長い期間楽しめます。

通常の水やりで管理している人でも
常にベストな状態で管理していれば

同等以上の良い状態を
維持し続けていけるということで

上手く管理できていれば
どちらも正解になります。

4、鉢の形状に多少の制限が出てしまう


水を張った受け皿などを敷いて
水を吸い上げて給水するため

鉢底の穴があいている部分の形状によっては
底の方にある水が吸えず

底の方の水が
ずっと残り続けることになるため

常に新鮮な水の状態を維持しにくくなる点です!

鉢底形状が適していないと
受け皿容量より使える水分量が減るので

効率も悪くなってしまいます。

通気性などを良くするために
鉢底の中央が高くなっている形状の鉢がよくあります。

そういった形状でも

高くなっていない低い部分に
水を吸える穴が
あいていれば良いですが

稀にそういう穴の無い鉢があるので注意が必要です!

鉢の中央部分の高くなっている部分には
沢山の穴が空いていますが

その周りの地面と接する部分には
穴が空いていません。(上の写真)


~最後に~

水やりは植物を育てるうえで必須であり

季節や天候以外に
植物や植物の状態によっても

管理が変わる大変難しいもので

人や育てる環境によって
正解が変わってくると思います。

底面給水管理に限らず

どんな方法にも
メリット・デメリットがあるので

底面給水管理が
自分にとって向いてそうだなとか

なんかやってみたいなと
興味を持ってもらえたなら

水やり管理のバリエーションも広がり
強い味方になる管理方法だと思うので

是非一度試してみてほしい管理方法になります。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


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